2011年02月17日

夢と希望を刻みつけてくれる『GIGAZINE 未来への暴言』


・本書を読む前に
 読み終わってスカッとしました。
 それもそのはず。こんな内容だからです。
 この本では、未来に希望を持てない若者のために、あえて夢と希望を書きました。(中略)特に未来に希望を失った人に希望を持って欲しいと思ったのです。(p.258)
  
・目次から始める
 では、著者の言う夢と希望とは、どのようなものでしょうか。
 まずそれらを表した目次が、こちらです。
◆layer01:「Knowledge Is Our Power」知識は我らの力なり
◆layer02:専門バカvsオタクの構図「専門バカになるな、オタクになれ」
◆layer03:「理性・知性・感性」のバランス
◆layer04:インターネットは「悪魔の道具」か「天使の羽根」か
◆layer05:YouTubeのみが真の「破壊的ビジネスモデル」
◆layer06:「個人の力の最大化」=「インターネット」
◆layer07:「フリー」のその先、無料戦略の次
◆layer08:ファンがパトロンになる「パトロンモデル」成立への道
◆layer09:しかるべき場所にしかるべき人を、職業選択の最適化
◆layer10:入試の時にパソコン持ち込み可・インターネット可であれば大学の教授はどういう問題を作るのか?
◆layer11:「文明社会でのサバイバル」を教えるのが学校
◆layer12:好きなことをしてメシを食う時代の到来
◆layer13:10人中9人に嫌われてもいいから残りの1人に興味を持ってもらう
◆layer14:著作権という概念の崩壊、ファイル共有ソフトは最終局面に
◆layer15:量から質が生まれる、大量にならなければ高品質にはならない
◆layer16:超少額決済システムを握ったところが最終的な勝利者に
◆layer17:インターネットの規則を考えるというのは世界の規則、世界のルールを考えるのと同じ
◆layer18:みんなのルールを決めるのは「政治家」ではなく「サイレントガーディアン」に
◆layer19:旧世代と新世代のかつて無いレベルの「激突」
◆layer20:インターネット上に出現する国家のカタチ、領域・人民・権力
◆layer21:結論:「無料であるものに対価を払う」という時代
GIGAZINE10周年記念書籍「未来への暴言」、本日より発売開始より引用。

 また本書はスマートにできていて、内容を無理やり一言に集約すると結論になります。
 もう少し分かりやすくすると。
「インターネットの登場で様々なものが無料になったが、それらは無価値ではない」
 と、なります。
 今まで挙げたこれらのどこがどう希望なの? そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、詳細は本書に譲ろうと思います。
 
・読んでから考える
 話を少し戻します。
 本当に、色々と無料で済むようになりました。私は常日頃から多くのフリーウェアのお世話になっています。この記事は主にTeraPadというフリーのテキストエディタを使って書いていますし、記事を投稿するSeesaaも無料で使えます。ソフトウェアや文章に限りません。素材とも呼ばれるイラストや音楽も、それらを発表する場も、無料で用意できます。
 それではそれらに価値は無いのか?
 そんなことはありません。
 そしてここからが重要なのですが。無価値ではない、ということはつまり、対価を支払うべきものである、ということです。目次の結論にある通りです。
 ここで反発する方が少なからずおられると思います。
 無料のものに対価って言うけど、それってつまり、今までタダで使えていたものが有料になるってことじゃないの。
 タダで使えるものに、わざわざお金を払うだなんて。
 こうした意見、私はもっともだと思います。著者はここに教育とパトロンモデル、という二つの解決法を主に示しているのですが。
 これを読んであなたが感じたこと・考えたこと・心に浮かんだアイディアをインターネット上に書き残してもらえると、非常にありがたいです。(p.263)
 こうありますので、もう一つ、私なりの解決法、と言うより願望を加えてみたいと思います。
 そう小難しいものではありません。単に「対価って、何もお金でなくてもいいのではないの」というだけです。時間、労働力、才能、そうしたものを対価にできるシステムが、どこかに一つくらいあっても良いのではないかと思うのです。金が無いなら身体で払ってもらおうか、なんて書くとどこか下賤ですが、つまりそういうことです。
 実現までどのような道のりを辿るのかはまったく分かりません。しかし、考えてくれる方が一人でも現れてくれればいいな、なんて考えつつ、この記事を書き終えようと思います。
タグ:読書 感想
posted by ゆーぱち at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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